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文献詳細

雑誌文献

生体の科学68巻5号

2017年10月発行

文献概要

増大特集 細胞多様性解明に資する光技術─見て,動かす Ⅳ.狙ったものを動かす

赤外レーザーによる遺伝子発現の操作技術

著者: 坂本丞1 亀井保博12

所属機関: 1自然科学研究機構基礎生物学研究所生物機能解析センター光学解析室 2総合研究大学院大学生命機能研究科基礎生物学専攻

ページ範囲:P.500 - P.501

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 赤外レーザー照射により熱ショック応答を引き起こすことで,生きた個体の単一細胞レベルでの遺伝子発現誘導を行う技術として,infrared laser evoked gene operator(IR-LEGO)は開発された。IR-LEGO法では細胞を蛍光タンパク質で標識して細胞系譜を解析でき,遺伝子変異体とIR-LEGO法を組み合わせて変異遺伝子の機能をレスキューするなどして遺伝子の機能を生きた個体で解析できるなど,様々な基礎生物学,特に,発生・再生分野の研究への応用が可能である。

参考文献

. 6:79-81, 2009
. 396:31-41, 2014
. 4:1639, 2013
. 12:e0172344, 2017
. 343:91-94, 2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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