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文献詳細

雑誌文献

生体の科学68巻6号

2017年12月発行

特集 心臓の発生・再生・創生

Ⅱ.心臓形成の制御機構

心臓・大血管の形態形成と転写調節因子

著者: 深山俊治1 瀬谷大貴1 井原大12 川村晃久2 渡邉裕介1 中川修1

所属機関: 1国立循環器病研究センター研究所分子生理部 2立命館大学生命科学部生命医科学科

ページ範囲:P.531 - P.535

文献概要

 心血管系の発生・形態形成の制御機構は生命科学のトピックスの一つであり,先天性心疾患は出生児の1,000人に5-10人に発症する最も多い先天奇形として,その疾患機序の解明と診断・治療法の開発が急務となっている1-3)。これまでにヒトにおいて様々な転写調節因子の遺伝子変異が心血管奇形の原因となることが示されており,動物実験において更に多くの転写調節因子が心血管形態形成に必須の役割を有すると報告されている。本稿では,心臓および胸部大血管の形態形成制御に重要な意義を有する転写調節因子について概説する。

参考文献

1)山岸敬幸,白石 公 編:先天性心疾患を理解するための臨床心臓発生学 第1版.メジカルビュー社,東京,2007
2)Rosenthal N, Harvey RP eds:Heart Development and Regeneration. Academic Press, New York, 2010
3)中澤 誠 編:先天性心疾患(目で見る循環器病シリーズ13).メジカルビュー社,東京,2005
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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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