文献詳細
文献概要
特集 社会性と脳
共感と司法精神医学
著者: 三木寛隆1 高橋英彦1
所属機関: 1京都大学大学院医学研究科脳病態生理学講座精神医学教室
ページ範囲:P.68 - P.72
文献購入ページに移動 この特集の企画段階においては,おそらく特定の精神疾患の,共感の障害の神経基盤について概説することを期待されていたのであると認識している。しかし,そのような研究に対しては既に優れた総説も存在しているため1),今回は当初の趣旨と異なるが,おそらく本特集の読者にもあまり馴染みのない,精神医学の一部門である司法精神医学と共感について触れることにする。また,脳科学との接点という意味では未開拓な部分が多く,結論めいたことを述べるのは難しいが,若干の考察を加えることとする。
参考文献
. 1:22, 2007
. 26:338-356, 1999
. 117:386-395, 2008
4)Blair J, Mitchell D, Blair K:The Psychopath:Emotion and the Brain, Blackwell Pub, Malden, MA, 2005(福井裕輝訳:サイコパス─冷淡な脳─,星和書店,東京,2009)
. 119:752-763, 2010
. 9:441-476, 2004
7)Hoffman ML:The contribution of empathy to justice and moral judgment. In Eisenburg N, Strayer J (Eds):Empathy and its Development, pp.47-80. Cambridge University Press, New York, 1984
. 15:235-260, 2005
. 14:786-799, 2013
. 19:179-189, 2014
. 33:307-316, 1969
. 40:525-543, 1972
. 10:85, 1980
. 29:589-611, 2006
. 21:37-46, 1985
. 30:285-297, 1989
. 42:241-251, 2001
. 139:204-216, 2016
. 18:527-538, 2013
. 14:221-239, 1999
. 7:113-127, 1995
22)法務省保護局:保護観察所における性犯罪者処遇プログラム受講者の再犯等に関する分析について.平成24年12月
. 2017 Aug 22:1-14. doi:10.1017/S003329171700232X. [Epub ahead of print]
掲載誌情報