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文献詳細

雑誌文献

生体の科学69巻2号

2018年04月発行

文献概要

特集 宇宙の極限環境から生命体の可塑性をさぐる Ⅱ.宇宙滞在の高次機能への影響

宇宙滞在による骨組織への影響

著者: 篠原正浩1

所属機関: 1東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科システム発生・再生医学

ページ範囲:P.133 - P.137

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 宇宙環境のような微小重力環境では,力学的負荷が小さくなるため骨量が減少する。また,地上でも長期間にわたる寝たきり状態でも骨量が減少するなど,地上の脊椎生物にとって重力による力学的荷重は骨組織を正常に保つための重要な要素である。これまでの研究から力学的非荷重による骨量減少の病態理解は進んでいるが,分子レベルでの骨量減少のメカニズム解明は道半ばである。
 本稿では力学的非荷重による骨量減少について,骨破壊を担う破骨細胞を中心に概説する。

参考文献

1)骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン作成委員会(日本骨粗鬆症学会,日本骨代謝学会,骨粗鬆症財団)編:骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015.ライフサイエンス出版,2015
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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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