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文献詳細

雑誌文献

生体の科学69巻2号

2018年04月発行

文献概要

特集 宇宙の極限環境から生命体の可塑性をさぐる Ⅱ.宇宙滞在の高次機能への影響

宇宙環境における睡眠問題の解決

著者: 長瀬博1 北川博之2 船戸弘正1 阿部高志1 小久保利雄1

所属機関: 1筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構 2筑波大学計算科学研究センター

ページ範囲:P.138 - P.141

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 現代はグローバル化による24時間型社会であり,多くの人々が厳しい環境とストレスに曝されて恒常性に異常を来し,睡眠障害やリズム障害に苦しんでいる。一方,国際宇宙ステーション(International Space Station;ISS)に居住する宇宙飛行士も,極端に短い日周期や閉鎖環境,過密スケジュールなどの厳しい条件に曝されており,ISS環境は現代ストレス社会の究極と捉えることができる。そこで,筆者らは新規睡眠診断法および新規睡眠覚醒制御手法の開発により,宇宙環境における睡眠問題の解決を目指している。この研究成果を地上で応用・展開することにより,現代ストレス社会の睡眠問題も解決できると期待している。

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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