icon fsr

文献詳細

雑誌文献

生体の科学69巻2号

2018年04月発行

文献概要

特集 宇宙の極限環境から生命体の可塑性をさぐる Ⅱ.宇宙滞在の高次機能への影響

免疫機能に対する宇宙滞在の影響

著者: 秋山泰身1 堀江健太1 良永理子1 秋山伸子2

所属機関: 1理化学研究所統合生命医科学研究センター免疫恒常性研究チーム 2理化学研究所統合生命医科学研究センター疾患遺伝研究チーム

ページ範囲:P.147 - P.151

文献購入ページに移動
 米国航空宇宙局(NASA)などが計画している火星探索は2-3年にわたる長期のミッションであり,その間,宇宙飛行士の健康管理が重要となる。また近い将来,宇宙滞在が身近になることも考慮すると,生体の防御システムである免疫系に与える影響を調べることは,必要不可欠な研究と言えよう。宇宙滞在は,主に微重力,宇宙放射線,精神的ストレスを介して免疫系に影響する。本稿は,T細胞とその産生器官である胸腺に対する宇宙環境や重力変動の影響に関して概説する。

参考文献

. 10:463-473, 2010
. 8:177, 2017
. 39:23-32, 2014
. 225:228-230, 1984
. 104:365-377, 2014
. 1:15013, 2015
. 33:256-263, 2012
. 271:127-140, 2016
. 1:e88787, 2016
. 8:11, 2014
. 10:e0141650, 2015
. 213:1441-1458, 2016
. 120:1196-1206, 2016
. 104:14777-14782, 2007
. 7:10837, 2017

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?