生体膜は細胞内外の界面,あるいは細胞内の異なる分子環境の界面として,物質やエネルギー,情報の授受にかかわる細胞の基本構造である。生命現象を生体膜によって区画化された多様なコンパートメント間の連携ネットワークと捉えると,生体膜研究は脂質二重層構造に関する特定対象の研究にとどまらず,生命現象全般の理解に1つの視座を与える共通基盤領域であるということができる。本特集ではこうした「生体膜研究を通して多様な生命現象を捉える」という観点から,理論,構造,動態,機能,新技術に至る様々な生体膜研究を代表する第一線の研究者にトピックスを解説していただいた。
理論の側面からは,鈴木(宏)論文において脂質二重膜のでき方とその物理的性質かがわかりやすく解説され,立川・望月論文ではこうした生体膜の物理的性質に基づいたオルガネラ形態の数理モデルが現段階での問題点と共に示されている。生体膜が作る構造として,西村・末次論文ではタンパク質を介した脂質膜の曲面形成機構が,大﨑論文では細胞質や核内に存在する脂肪滴の形成機構と役割が,鈴木(健)論文では1分子イメージングによって大きく変わりつつあるラフトの概念について,それぞれ解説されている。更にこうした生体膜構造の動的側面として,下川・高木論文では脂肪酸組成の変化による相分離からラフト生成機構に迫る研究が紹介されている。また,物質輸送を担う生体膜の動態として,田口論文ではエンドソームがどのようにリサイクルされて細胞内物流に寄与し,機能破綻でどのような疾患が引き起こされるのか,高橋論文では多様な速さや様式をとるエクソサイトーシスがどのような分子機構によって担われているかが解説されている。
雑誌目次
生体の科学69巻3号
2018年06月発行
雑誌目次
特集 生体膜のバイオロジー
特集「生体膜のバイオロジー」によせて フリーアクセス
著者: 栗原裕基
ページ範囲:P.192 - P.192
Ⅰ.理論
再構成アプローチから明らかになった生体膜の基本的性質
著者: 鈴木宏明
ページ範囲:P.193 - P.197
細胞は,膜という境界があって初めて定義される。Cellという名称は,ばねに関するフックの法則でも有名なRobert Hookeが定めたとされるが,その語源そのものが“小部屋”である。細胞は膜で区切られていることで,中にある生体高分子やその他の分子を高い濃度に保ち,かつ自己を他の細胞と区別できる。昨今の,主に純粋な脂質膜小胞(リポソーム)を使った研究により脂質膜の性質や挙動が次々と明らかにされ,更には原始的な細胞モデル(プロトセルと呼ばれる)がつくられるようになってきた。必要最低限の分子のみを再構成してつくった細胞モデルは,そのシンプルさから初期の細胞の誕生に関する研究とも,またバイオテクノロジー応用に向けた機能を有する人工細胞をつくる研究とも相性がよく1),進展が続いている分野である。
細胞の起源に関する諸説はさておき,これらの研究で扱われているモデル膜は,多かれ少なかれ現実の細胞が持つ生体膜の特徴を反映しているに違いない。本稿では,昨今の細胞モデル研究と,それを理解するのに必要な理論的背景の基礎を解説する。
オルガネラ形態の物理モデリング
著者: 立川正志 , 望月敦史
ページ範囲:P.198 - P.202
近年のイメージング技術の発達によりオルガネラ形態の理解が進んでいる。三次元電子顕微鏡技術はオルガネラ形態の詳細を明らかにしつつあり,超解像顕微鏡は膜の動態とその要因となる分子の動きを可視化し始めている。では,従来の分子生物学的な手法とこの“形”や“動き”のデータはどのように結びつくのであろうか。そこには,形や動きを理解するためのロジックが必要であり,物理モデリングの手法が有用である。実際に,先行してライブイメージング観察が発展した発生生物学においては,物理モデルを用いた研究が定着している。
本稿では,まだ一般的ではないオルガネラを記述する物理モデルの考え方を紹介し,幾つかの先例と共にその可能性について議論する。
Ⅱ.構造
BARドメインタンパク質と細胞骨格による細胞膜の構造構築
著者: 西村珠子 , 末次志郎
ページ範囲:P.203 - P.207
Bin-Amphiphysin-Rvs(BAR)ドメイン含有タンパク質(BARタンパク質)は,ヒトにおいては約70種同定されている。BARドメインは湾曲した立体構造を持つ細胞質性の膜結合ドメインで,多量体を形成して膜の形を制御するユニークな性質を持つ。BARタンパク質はまた,細胞骨格の制御分子と相互作用して,アクチン細胞骨格と協働する。
本稿では,BARタンパク質と細胞骨格を介した細胞膜の構造構築機構について概説する。
細胞質および核質での脂肪滴の形成
著者: 大﨑雄樹
ページ範囲:P.208 - P.212
脂肪滴(lipid droplet;LD)は細胞質における中性脂質の貯蔵庫としての古典的な役割に加えて,脂質合成,シグナル伝達,バクテリアやウイルス増殖,タンパク質分解,オートファジーなどに関与することが明らかになってきた。肝細胞などにみられる核質脂肪滴は細胞質脂肪滴とは独立した機構で形成され,独自の生理的意義を持つと推測される。
本稿では細胞質および核質での脂肪滴の形成機序と機能に関して,他のオルガネラ膜との相互作用の観点を交えて紹介したい。
ラフト構造を介した細胞膜シグナル伝達
著者: 鈴木健一
ページ範囲:P.213 - P.217
1980年代後半にKai Simonsらは,trans-Golgi network(TGN)におけるタンパク質や脂質のソーティングの際に,脂質組成が周辺とは異なる膜領域が存在するという仮説を提唱した1)。彼らはその後,Nature誌の有名な総説によって,この概念を大大的に主張し,この膜領域のことを“ラフト”と名付けた2)。
ラフトは,ソーティングにおける役割に加えて,細胞の増殖や接着,免疫など,非常に広範囲にわたる生命現象において,細胞の形質膜上のシグナル伝達のプラットフォームとして働いていると考えられてきた。当初想定されていたラフト構造(図1)は,膜外層にスフィンゴミエリン,スフィンゴ糖脂質,コレステロール,GPI(glycosylphosphatidylinositol)アンカー型受容体(GPI-AR)などが,内層にSrc fmily kinase(SFK),Gタンパク質など,飽和脂肪酸修飾を受けたシグナル分子が濃縮されている,というものであった。すなわち,「形質膜上には,脂質の相分離によって常にミクロンサイズの大きくて安定なラフトが存在している。このようなラフトに局在している受容体にリガンドが結合すると,ラフトにシグナル分子もあらかじめ集められているため,効率よくシグナル伝達が起こる」というものであった。
Ⅲ.動態
細胞模倣膜の相分離構造と脂肪酸
著者: 下川直史 , 高木昌宏
ページ範囲:P.218 - P.222
細胞膜は細胞の内外を隔てる生体膜であると定義される。膜中には様々なタンパク質が埋まっており,イオン透過にかかわるイオンチャネル,ホルモンなどの情報分子を受け取る膜受容体,物質輸送にかかわる輸送体などが存在している。コンピュータの接続部分をインターフェースと呼ぶが,細胞膜も単なる境界や接触面ではなく,膜を介して物質の輸送,情報の伝達や変換が行われている言うなれば“バイオインターフェース”であり,その機能は膜の物理化学的性質の影響を少なからず受けていると考えるべきである。
ここでは,細胞膜モデルである直径10μm程度の大きさの細胞サイズリポソームを用いた,膜相分離構造とその脂肪酸による影響についての研究を紹介させていただきたい。
リサイクリングエンドソームを制御する分子機構
著者: 田口友彦
ページ範囲:P.223 - P.226
エンドソームは,エンドサイトーシスによって細胞膜・細胞外から細胞内へ取り込まれた物質の輸送を担う細胞小器官(オルガネラ)の総称である。本稿では,細胞膜への物質のリサイクルを中心に行うリサイクリングエンドソーム(recycling endosomes;REs)に焦点をあて,その分子制御機構および機能破綻によって引き起こされる疾患について紹介する。
エクソサイトーシスの分子機構
著者: 高橋倫子
ページ範囲:P.227 - P.232
開口放出(エクソサイトーシス;exocytosis)は,分泌小胞と細胞膜が融合することにより,小胞内腔と細胞外が交通し,内容物が細胞外へ放出される過程である。水溶性の生理活性物質や神経伝達物質の放出を担い,生体の恒常性維持や知覚・活動に深くかかわっている。脂質二重膜の再構成を伴う,複雑な要素過程から成り立つが,近年,様々な分析測定法や遺伝子改変技術などを組み合わせることにより,その分子機構が解明されてきた。
Ⅳ.機能
横紋筋の膜構造と興奮収縮連関
著者: 武井大祐 , 竹島浩
ページ範囲:P.233 - P.236
心筋や骨格筋において細胞膜の脱分極が細胞内Ca2+濃度上昇へとシグナル転換されて,収縮反応が発生するしくみは興奮収縮連関と呼ばれる。一般の細胞群と比較してはるかに巨大な両横紋筋ではあるが,その興奮収縮連関では迅速に,かつ細胞深部に至るまで同時に脱分極〜Ca2+上昇のシグナル転換を成立させることが要求される。横紋筋細胞において特異的に構築される細胞膜および小胞体の特殊な膜構造は,このシグナル転換反応の効率化に必須な構造的基盤であると考えられる。
本稿においては,横紋筋細胞における特殊膜構造と興奮収縮連関の対応と共に,特殊膜構造に残されている未解決課題についても概説する。
細胞膜を介したメカノセンシング
著者: 山本希美子 , 安藤譲二
ページ範囲:P.237 - P.241
血管の内面を覆う内皮細胞は,血流に起因する流れずり応力や血圧によって生じる伸展張力などの血行力学因子に常に曝されている。内皮細胞は流れずり応力や伸展張力などの機械的な力の変化を細胞内の生化学的シグナルに変換し,細胞内部へ伝達(メカノトランスダクション)することにより,細胞の形態や機能,遺伝子発現の変化を伴う応答を引き起こす。これらの内皮細胞応答を介して心血管系の形態や恒常性が維持されている。例えば,血流量の変化に応じて血管径が変化するリモデリングが起こるが,これは血管壁にかかる流れずり応力を一定に保つ適応反応であることが実験的に証明された1)。また,血圧や血液の凝固・線溶を制御する生理活性物質の産生が亢進するなど,細胞の機能を修飾する2)。これらの内皮細胞の力学応答が障害されると,高血圧症や血栓症,動脈瘤,粥状動脈硬化症の発生につながる3)。しかし,力学的刺激をどのように内皮細胞膜がセンシングし,その変化を細胞内の生化学的なシグナルに変換するのか,特に,流れずり応力と伸展張力を区別するメカノセンサーの本体とその感知メカニズムは不明であった。
本稿では,細胞形質膜が流れずり応力と伸展張力を区別できるメカノセンサーとして機能するという,内皮細胞のメカノトランスダクションの新しい概念を紹介する。
細胞膜にかかる張力と胚発生
著者: 道上達男
ページ範囲:P.242 - P.246
初期発生において,受精卵は様々なタンパク質の局在とそれに応答するシグナル伝達,そして遺伝子発現の差によって,どちらが頭でどちらが尾の方向か,あるいはどこが中胚葉でどこが外胚葉かという基本的な胚パターンが決められる。その後,胚は個々の細胞を協調的に移動させることで組織全体を大きく変形させ,複雑な構造の個体を構築する。細胞が移動するには,自らの力で動くにせよ,周囲の影響を受けて移動するにせよ,根拠となる力の発生が必須であり,その結果として細胞自体には力がかかる。細胞にかかる張力は,単に発生する力の強弱だけに依存するのではなく,細胞の物質的な特徴,例えば細胞膜付近の細胞骨格の密度や,細胞膜と相互作用する様々なタンパク質の有無や動態変化によっても変化すると考えられる。
以上の観点から,胚の形態形成運動は,単純な個々の細胞の動きだけでなく,細胞の種類ごとの物理的な違い(細胞膜の硬さ,細胞質基質の弾性など)と,それに応じた細胞膜の張力変化がどのように起こるかも議論されるべきである。本稿では,細胞膜にかかる張力を生みだす接着装置の構造と細胞にかかる力の計測法についてごく簡単に概説したのち,筆者らが近年行っている,胚の細胞にかかる張力の非侵襲的計測に関する知見を紹介する。
Ⅴ.新技術
セミインタクト細胞リシール技術を用いた細胞機能解析
著者: 國重莉奈 , 加納ふみ , 村田昌之
ページ範囲:P.247 - P.251
セミインタクト細胞リシール技術は,細菌毒素を用いて細胞膜を一時的に透過性にすることで,タンパク質や核酸をはじめとする様々な膜不透過性分子の細胞内導入を可能にする技術である。導入された分子の機能を,まさにそれが働く“現場”である細胞内で,細胞構造,細胞小器官や細胞骨格の空間配置がほぼインタクトに保たれた環境で検証できるという,ほかにはない強みを持つ。
本稿では,セミインタクト細胞リシール技術の概要と,それを応用した細胞質交換による糖尿病モデル細胞構築および画像をベースとしたフェノタイプ解析の実例について紹介する。
マイクロデバイスを利用した人工脂質二重膜によるタンパク質機能解析
著者: 神谷厚輝 , 竹内昌治
ページ範囲:P.252 - P.257
細胞膜は,厚さ約5nmから成るリン脂質二重膜から構成されている。このリン脂質二重膜は,疎水性の隔壁として働くため,極性の持つ水分子は透過しにくく,分子量の大きな分子(アミノ酸や糖)は透過できない。細胞膜には膜タンパク質が埋め込まれており,この膜タンパク質が物質輸送,エネルギー産生,情報伝達・変換といった細胞内外の重要な生体反応を担っている。膜タンパク質は受容体,チャネル,トランスポータなどの種類を有しており,膜貫通回数や構造も多種多様である。膜タンパク質はがんなどの重篤な疾病に関係していることから,国内外の多くの研究者によって膜タンパク質の構造と機能解析研究が行われている。薬剤ターゲット全体の半分が膜タンパク質であり,Gタンパク質共役受容体(G protein-coupled receptor;GPCR)が33%であり,イオンチャネルが18%である1)。細胞膜には,非常に多種類の膜タンパク質が存在しているため,目的の膜タンパク質の動作機序の素反応の解析は難しい。
そこで,リン脂質二重膜から形成された人工膜に目的の膜タンパク質のみを再構成し,素反応や薬剤応答の研究が盛んに行われている2)。特に,人工球体膜はリポソームと呼ばれている。リポソームは閉鎖小胞であるため,リポソーム内に物質を封入することが可能である。したがって,ナノサイズリポソームはドラッグデリバリーシステムの担体として利用されている。これまで,人工膜は自己組織的な手法によって作製されてきたが,再現性や均一性やハイスループット性などに問題があった。そこで,近年,化学・生物分析分野で用いられているマイクロデバイスの手法が,人工膜作製にも取り入れられるようになってきた。本稿では,筆者らが開発してきたマイクロデバイスを用いて作製した平面と球体人工脂質二重膜によるタンパク質機能解析について紹介する。
EMARS法の開発と膜マイクロドメイン研究への応用
著者: 本家孝一 , 山口亜利沙 , 小谷典弘
ページ範囲:P.258 - P.262
細胞膜は均一な脂質二重膜ではなく,局所的に特定分子が会合した秩序構造を形成しており,この部位を膜マイクロドメインと総称する。膜マイクロドメインは,特定の機能分子がミリ秒単位で集合と離散を繰り返すダイナミックな構造で,シグナル伝達や細胞内タンパク質輸送など重要な生物現象のプラットフォームとして機能している。例えば,細胞増殖因子受容体のまわりには,シグナル伝達やエンドサイトーシスにかかわる分子群が集まり,一時的に機能クラスターを形成する。平静時の膜マイクロドメインの大きさは数10nm以下(数個〜数十個のタンパク質分子を含む)と小さいが,いったん刺激が入ると数百nm〜1μmと大きな分子アッセンブリーをつくることが知られている1)。
膜マイクロドメイン(脂質ラフトとも呼ばれる)の調製には,低温下で中性界面活性剤を用いて,細胞膜をホモジェナイズしてショ糖密度勾配超遠心にかけたときに浮遊してくる低密度画分detergent resistant membrane(DRM)を回収する方法2)がよく使われる。DRMには細胞膜外層に存在するスフィンゴ糖脂質,コレステロール,GPIアンカータンパク質に加えて,細胞膜内層に存在するsrcファミリーキナーゼやGタンパク質などのシグナル分子が濃縮され,膜マイクロドメインが単離されたかのようにみえるが,DRMは界面活性剤によるアーティファクトだという指摘がある3)。また,不均一で多様な膜マイクロドメインを一括して集めているため,DRMに回収される分子群が同一の機能クラスターのなかに会合していると思い込んではならない。
連載講座 生命科学を拓く新しい実験動物モデル−16
絶滅危惧種アマミトゲネズミのiPS細胞
著者: 本多新
ページ範囲:P.263 - P.268
奄美大島のみに生息する国の天然記念物で絶滅危惧種のアマミトゲネズミ(図1)は,進化の過程でY染色体を失っており,極めてまれな性染色体構成(雌雄共にXO型)である。性決定様式や染色体構成,あるいは生物進化など様々な観点から,たいへん興味深い研究対象であるが,その希少性からアマミトゲネズミの直接解析は現実的でなく,多くの謎が未解明のままである。
筆者らはメスのアマミトゲネズミ尾部先端の細胞からiPS細胞を樹立し,マウスとの異種間キメラ作製を介してアマミトゲネズミの卵子と精子を作ることに成功した。このことは,アマミトゲネズミが性染色体進化の過程で獲得した能力を反映していただけでなく,種の完全絶滅に備えるための一手段として,iPS細胞の活用が有効であることも示唆している。
仮説と戦略
セルフリー合成生物学
著者: 前多裕介 , 坂本遼太 , 白木天晴
ページ範囲:P.269 - P.274
遺伝子とその発現産物を要素とする機械論的な生命科学の進歩によって,あたかも電子回路のように遺伝子を制御するネットワークを人為的に構築し,細胞機能を再構成する合成生物学(synthetic biology)が注目を集めている1)。“There's plenty of room at the bottom”の標語のもと,自然の模倣を最適な戦略としながら細胞の設計原理にせまる新たなアプローチである。
本稿では,筆者らが得た知見をもとに,セルフリー系(無細胞系)における合成生物学の進展について紹介する。
分子誕生からの進化距離に基づいた解析による約35-25億年前に起こった遺伝子制御システムの変革と複雑化のしくみの解明
著者: 堀越正美
ページ範囲:P.275 - P.284
Ⅰ.本研究を始める前に思っていたこと
過去100年の生物学研究を俯瞰すると,真正細菌や真核細胞で働く共通の生体システムのしくみが明らかにされ,多細胞生物で観察される様々な生命現象を支える複雑なしくみが徐々に解明されてきたといえる。その結果,生体システムの破綻のしくみを解き明かし,生体システムのしくみを利用した人工生命の創造を行うことを目指し,実行する時代の到来が現実味を帯びてきた。
そのような現代にあって,生物学の長年の課題であった数十億年前の生体システムのしくみ,およびその進化の謎を解きたいと学生のころから思い描いていたことを実現できたらと本気で思い始めていた。
書評
解剖学の立ち位置を定める一冊「標準解剖学」坂井 建雄●著 フリーアクセス
著者: 佐藤達夫
ページ範囲:P.285 - P.285
医学教育の教科書としての「標準」シリーズは揺るぎない地歩を築いてきた。しかし,その第一冊を占めるべき解剖学が欠けているのは異様でもあるし,不思議に思っていた。解剖学を専門とする者として残念に思っていたところであり,本書の刊行を見て安堵している。
前世紀末の頃,解剖学の立ち位置は定まっていなかった。系統解剖学が部位別に編成替えされ,機能および臨床要素が重視され,写真ならびにカラー印刷技術の発達の影響を受けて,解剖学書は衣替えし,多様化が進んだ。しかし,何となく落ち着きが悪い。多彩であっても主軸が欠けている感が強い。そうした状況の中で妥当な着地点を見いだしたのが,本書のように思われるのである。
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目次 フリーアクセス
ページ範囲:P.191 - P.191
次号予告 フリーアクセス
ページ範囲:P.232 - P.232
財団だより フリーアクセス
ページ範囲:P.257 - P.257
あとがき フリーアクセス
著者: 栗原裕基
ページ範囲:P.286 - P.286
「故二柱の神,天の浮橋に立たして,其の沼矛を指し下して畫かせば,鹽こをろこをろに畫き鳴して引き上ぐる時に,其の矛の末より垂り落つる鹽の累積なり島と成る」
古事記冒頭の天地開闢神話のように,原初の地球のどこかで,自然の力が揮った矛から脂質二重膜のつくる液滴が垂り落ちて細胞が生まれたのかもしれない。混沌から秩序が生まれたその瞬間から,生体膜構造はさまざまな機能を細胞に賦与しながら現在まで連綿と受け継がれてきた。学生時代に読んだ香川靖雄先生の著書「生体膜と生体エネルギー」を今改めて繙くと,序文には「生体膜は未知の分野であり,ここに生命現象の解明の鍵がひそんでいる」と書かれ,本の最後は非平衡が動的秩序発生の原動力とするIlya Prigogineの「散逸構造理論」の紹介で結ばれている。生体膜による自己の区画化による生命の独立と生体膜を介したエネルギー変換構造の発展は,まさにPrigogineの「混沌からの秩序」形成の過程といえるが,多くは未だ謎に包まれ未知の領域は宇宙のように膨張し続けている。40年前の問題提起と方向性は今も変わることはない。
基本情報

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75巻2号(2024年4月発行)
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75巻1号(2024年2月発行)
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64巻5号(2013年10月発行)
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64巻3号(2013年6月発行)
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64巻2号(2013年4月発行)
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特集 神経回路の計測と操作
63巻6号(2012年12月発行)
特集 リンパ管
63巻5号(2012年10月発行)
特集 細胞の分子構造と機能―核以外の細胞小器官
63巻4号(2012年8月発行)
特集 質感脳情報学への展望
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特集 細胞極性の制御
63巻2号(2012年4月発行)
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63巻1号(2012年2月発行)
特集 小脳研究の課題(2)
62巻6号(2011年12月発行)
特集 コピー数変異
62巻5号(2011年10月発行)
特集 細胞核―構造と機能
62巻4号(2011年8月発行)
特集 小脳研究の課題
62巻3号(2011年6月発行)
特集 インフラマソーム
62巻2号(2011年4月発行)
特集 筋ジストロフィーの分子病態から治療へ
62巻1号(2011年2月発行)
特集 摂食制御の分子過程
61巻6号(2010年12月発行)
特集 細胞死か腫瘍化かの選択
61巻5号(2010年10月発行)
特集 シナプスをめぐるシグナリング
61巻4号(2010年8月発行)
特集 miRNA研究の最近の進歩
61巻3号(2010年6月発行)
特集 SNARE複合体-膜融合の機構
61巻2号(2010年4月発行)
特集 糖鎖のかかわる病気:発症機構,診断,治療に向けて
61巻1号(2010年2月発行)
特集 脳科学のモデル実験動物
60巻6号(2009年12月発行)
特集 ユビキチン化による生体機能の調節
60巻5号(2009年10月発行)
特集 伝達物質と受容体
60巻4号(2009年8月発行)
特集 睡眠と脳回路の可塑性
60巻3号(2009年6月発行)
特集 脳と糖脂質
60巻2号(2009年4月発行)
特集 感染症の現代的課題
60巻1号(2009年2月発行)
特集 遺伝子-脳回路-行動
59巻6号(2008年12月発行)
特集 mTORをめぐるシグナルタンパク
59巻5号(2008年10月発行)
特集 現代医学・生物学の仮説・学説2008
59巻4号(2008年8月発行)
特集 免疫学の最近の動向
59巻3号(2008年6月発行)
特集 アディポゲネシス
59巻2号(2008年4月発行)
特集 細胞外基質-研究の新たな展開
59巻1号(2008年2月発行)
特集 コンピュータと脳
58巻6号(2007年12月発行)
特集 グリケーション(糖化)
58巻5号(2007年10月発行)
特集 タンパク質間相互作用
58巻4号(2007年8月発行)
特集 嗅覚受容の分子メカニズム
58巻3号(2007年6月発行)
特集 骨の形成と破壊
58巻2号(2007年4月発行)
特集 シナプス後部構造の形成・機構と制御
58巻1号(2007年2月発行)
特集 意識―脳科学からのアプローチ
57巻6号(2006年12月発行)
特集 血管壁
57巻5号(2006年10月発行)
特集 生物進化の分子マップ
57巻4号(2006年8月発行)
特集 脳科学が求める先端技術
57巻3号(2006年6月発行)
特集 ミエリン化の機構とその異常
57巻2号(2006年4月発行)
特集 膜リサイクリング
57巻1号(2006年2月発行)
特集 こころと脳:とらえがたいものを科学する
56巻6号(2005年12月発行)
特集 構造生物学の現在と今後の展開
56巻5号(2005年10月発行)
特集 タンパク・遺伝子からみた分子病―新しく解明されたメカニズム
56巻4号(2005年8月発行)
特集 脳の遺伝子―どこでどのように働いているのか
56巻3号(2005年6月発行)
特集 Naチャネル
56巻2号(2005年4月発行)
特集 味覚のメカニズムに迫る
56巻1号(2005年2月発行)
特集 情動―喜びと恐れの脳の仕組み
55巻6号(2004年12月発行)
特集 脳の深部を探る
55巻5号(2004年10月発行)
特集 生命科学のNew Key Word
55巻4号(2004年8月発行)
特集 心筋研究の最前線
55巻3号(2004年6月発行)
特集 分子進化学の現在
55巻2号(2004年4月発行)
特集 アダプタータンパク
55巻1号(2004年2月発行)
特集 ニューロンと脳
54巻6号(2003年12月発行)
特集 オートファジー
54巻5号(2003年10月発行)
特集 創薬ゲノミクス・創薬プロテオミクス・創薬インフォマティクス
54巻4号(2003年8月発行)
特集 ラフトと細胞機能
54巻3号(2003年6月発行)
特集 クロマチン
54巻2号(2003年4月発行)
特集 樹状突起
54巻1号(2003年2月発行)
53巻6号(2002年12月発行)
特集 ゲノム全解読とポストゲノムの問題点
53巻5号(2002年10月発行)
特集 加齢の克服―21世紀の課題
53巻4号(2002年8月発行)
特集 一価イオンチャネル
53巻3号(2002年6月発行)
特集 細胞質分裂
53巻2号(2002年4月発行)
特集 RNA
53巻1号(2002年2月発行)
連続座談会 脳とこころ―21世紀の課題
52巻6号(2001年12月発行)
特集 血液脳関門研究の最近の進歩
52巻5号(2001年10月発行)
特集 モチーフ・ドメインリスト
52巻4号(2001年8月発行)
特集 骨格筋研究の新展開
52巻3号(2001年6月発行)
特集 脳の発達に関与する分子機構
52巻2号(2001年4月発行)
特集 情報伝達物質としてのATP
52巻1号(2001年2月発行)
連続座談会 脳を育む
51巻6号(2000年12月発行)
特集 機械的刺激受容の分子機構と細胞応答
51巻5号(2000年10月発行)
特集 ノックアウトマウスリスト
51巻4号(2000年8月発行)
特集 臓器(組織)とアポトーシス
51巻3号(2000年6月発行)
特集 自然免疫における異物認識と排除の分子機構
51巻2号(2000年4月発行)
特集 細胞極性の形成機序
51巻1号(2000年2月発行)
特集 脳を守る21世紀生命科学の展望
50巻6号(1999年12月発行)
特集 細胞内輸送
50巻5号(1999年10月発行)
特集 病気の分子細胞生物学
50巻4号(1999年8月発行)
特集 トランスポーターの構造と機能協関
50巻3号(1999年6月発行)
特集 時間生物学の新たな展開
50巻2号(1999年4月発行)
特集 リソソーム:最近の研究
50巻1号(1999年2月発行)
連続座談会 脳を守る
49巻6号(1998年12月発行)
特集 発生・分化とホメオボックス遺伝子
49巻5号(1998年10月発行)
特集 神経系に作用する薬物マニュアル1998
49巻4号(1998年8月発行)
特集 プロテインキナーゼCの多様な機能
49巻3号(1998年6月発行)
特集 幹細胞研究の新展開
49巻2号(1998年4月発行)
特集 血管―新しい観点から
49巻1号(1998年2月発行)
特集 言語の脳科学
48巻6号(1997年12月発行)
特集 軸索誘導
48巻5号(1997年10月発行)
特集 受容体1997
48巻4号(1997年8月発行)
特集 マトリックス生物学の最前線
48巻3号(1997年6月発行)
特集 開口分泌のメカニズムにおける新しい展開
48巻2号(1997年4月発行)
特集 最近のMAPキナーゼ系
48巻1号(1997年2月発行)
特集 21世紀の脳科学
47巻6号(1996年12月発行)
特集 老化
47巻5号(1996年10月発行)
特集 器官―その新しい視点
47巻4号(1996年8月発行)
特集 エンドサイトーシス
47巻3号(1996年6月発行)
特集 細胞分化
47巻2号(1996年4月発行)
特集 カルシウム動態と細胞機能
47巻1号(1996年2月発行)
特集 神経科学の最前線
46巻6号(1995年12月発行)
特集 病態を変えたよく効く医薬
46巻5号(1995年10月発行)
特集 遺伝子・タンパク質のファミリー・スーパーファミリー
46巻4号(1995年8月発行)
特集 ストレス蛋白質
46巻3号(1995年6月発行)
特集 ライソゾーム
46巻2号(1995年4月発行)
特集 プロテインホスファターゼ―最近の進歩
46巻1号(1995年2月発行)
特集 神経科学の謎
45巻6号(1994年12月発行)
特集 ミトコンドリア
45巻5号(1994年10月発行)
特集 動物の行動機能テスト―個体レベルと分子レベルを結ぶ
45巻4号(1994年8月発行)
特集 造血の機構
45巻3号(1994年6月発行)
特集 染色体
45巻2号(1994年4月発行)
特集 脳と分子生物学
45巻1号(1994年2月発行)
特集 グルコーストランスポーター
44巻6号(1993年12月発行)
特集 滑面小胞体をめぐる諸問題
44巻5号(1993年10月発行)
特集 現代医学・生物学の仮説・学説
44巻4号(1993年8月発行)
特集 細胞接着
44巻3号(1993年6月発行)
特集 カルシウムイオンを介した調節機構の新しい問題点
44巻2号(1993年4月発行)
特集 蛋白質の細胞内転送とその異常
44巻1号(1993年2月発行)
座談会 脳と遺伝子
43巻6号(1992年12月発行)
特集 成長因子受容体/最近の進歩
43巻5号(1992年10月発行)
特集 〈研究室で役に立つ細胞株〉
43巻4号(1992年8月発行)
特集 細胞機能とリン酸化
43巻3号(1992年6月発行)
特集 血管新生
43巻2号(1992年4月発行)
特集 大脳皮質発達の化学的側面
43巻1号(1992年2月発行)
特集 意識と脳
42巻6号(1991年12月発行)
特集 細胞活動の日周リズム
42巻5号(1991年10月発行)
特集 神経系に作用する薬物マニュアル
42巻4号(1991年8月発行)
特集 開口分泌の細胞内過程
42巻3号(1991年6月発行)
特集 ペルオキシソーム/最近の進歩
42巻2号(1991年4月発行)
特集 脳の移植と再生
42巻1号(1991年2月発行)
特集 脳と免疫
41巻6号(1990年12月発行)
特集 注目の実験モデル動物
41巻5号(1990年10月発行)
特集 LTPとLTD:その分子機構
41巻4号(1990年8月発行)
特集 New proteins
41巻3号(1990年6月発行)
特集 シナプスの形成と動態
41巻2号(1990年4月発行)
特集 細胞接着
41巻1号(1990年2月発行)
特集 発がんのメカニズム/最近の知見
40巻6号(1989年12月発行)
特集 ギャップ結合
40巻5号(1989年10月発行)
特集 核内蛋白質
40巻4号(1989年8月発行)
特集 研究室で役に立つ新しい試薬
40巻3号(1989年6月発行)
特集 細胞骨格異常
40巻2号(1989年4月発行)
特集 大脳/神経科学からのアプローチ
40巻1号(1989年2月発行)
特集 分子進化
39巻6号(1988年12月発行)
特集 細胞内における蛋白質局在化機構
39巻5号(1988年10月発行)
特集 細胞測定法マニュアル
39巻4号(1988年8月発行)
特集 細胞外マトリックス
39巻3号(1988年6月発行)
特集 肺の微細構造と機能
39巻2号(1988年4月発行)
特集 生体運動の分子機構/研究の発展
39巻1号(1988年2月発行)
特集 遺伝子疾患解析の発展
38巻6号(1987年12月発行)
-チャンネルの最近の動向
38巻5号(1987年10月発行)
特集 細胞生物学における免疫実験マニュアル
38巻4号(1987年8月発行)
特集 視覚初期過程の分子機構
38巻3号(1987年6月発行)
特集 人間の脳
38巻2号(1987年4月発行)
特集 体液カルシウムのホメオスタシス
38巻1号(1987年2月発行)
特集 医学におけるブレイクスルー/基礎研究からの挑戦
37巻6号(1986年12月発行)
特集 神経活性物質受容体と情報伝達
37巻5号(1986年10月発行)
特集 中間径フィラメント
37巻4号(1986年8月発行)
特集 細胞生物学実験マニュアル
37巻3号(1986年6月発行)
特集 脳の化学的トポグラフィー
37巻2号(1986年4月発行)
特集 血小板凝集
37巻1号(1986年2月発行)
特集 脳のモデル
36巻6号(1985年12月発行)
特集 脂肪組織
36巻5号(1985年10月発行)
特集 細胞分裂をめぐって
36巻4号(1985年8月発行)
特集 神経科学実験マニュアル
36巻3号(1985年6月発行)
特集 血管内皮細胞と微小循環
36巻2号(1985年4月発行)
特集 肝細胞と胆汁酸分泌
36巻1号(1985年2月発行)
特集 Transmembrane Control
35巻6号(1984年12月発行)
特集 細胞毒マニュアル—実験に用いられる細胞毒の知識
35巻5号(1984年10月発行)
特集 中枢神経系の再構築
35巻4号(1984年8月発行)
特集 ゲノムの構造
35巻3号(1984年6月発行)
特集 神経科学の仮説
35巻2号(1984年4月発行)
特集 哺乳類の初期発生
35巻1号(1984年2月発行)
特集 細胞生物学の現状と展望
34巻6号(1983年12月発行)
特集 蛋白質の代謝回転
34巻5号(1983年10月発行)
特集 受容・応答の膜分子論
34巻4号(1983年8月発行)
特集 コンピュータによる生物現象の再構成
34巻3号(1983年6月発行)
特集 細胞の極性
34巻2号(1983年4月発行)
特集 モノアミン系
34巻1号(1983年2月発行)
特集 腸管の吸収機構
33巻6号(1982年12月発行)
特集 低栄養と生体機能
33巻5号(1982年10月発行)
特集 成長因子
33巻4号(1982年8月発行)
特集 リン酸化
33巻3号(1982年6月発行)
特集 神経発生の基礎
33巻2号(1982年4月発行)
特集 細胞の寿命と老化
33巻1号(1982年2月発行)
特集 細胞核
32巻6号(1981年12月発行)
特集 筋小胞体研究の進歩
32巻5号(1981年10月発行)
特集 ペプチド作働性シナプス
32巻4号(1981年8月発行)
特集 膜の転送
32巻3号(1981年6月発行)
特集 リポプロテイン
32巻2号(1981年4月発行)
特集 チャネルの概念と実体
32巻1号(1981年2月発行)
特集 細胞骨格
31巻6号(1980年12月発行)
特集 大脳の機能局在
31巻5号(1980年10月発行)
特集 カルシウムイオン受容タンパク
31巻4号(1980年8月発行)
特集 化学浸透共役仮説
31巻3号(1980年6月発行)
特集 赤血球膜の分子構築
31巻2号(1980年4月発行)
特集 免疫系の情報識別
31巻1号(1980年2月発行)
特集 ゴルジ装置
30巻6号(1979年12月発行)
特集 細胞間コミニケーション
30巻5号(1979年10月発行)
特集 In vitro運動系
30巻4号(1979年8月発行)
輸送系の調節
30巻3号(1979年6月発行)
特集 網膜の構造と機能
30巻2号(1979年4月発行)
特集 神経伝達物質の同定
30巻1号(1979年2月発行)
特集 生物物理学の進歩—第6回国際生物物理学会議より
29巻6号(1978年12月発行)
特集 最近の神経科学から
29巻5号(1978年10月発行)
特集 下垂体:前葉
29巻4号(1978年8月発行)
特集 中枢のペプチド
29巻3号(1978年6月発行)
特集 心臓のリズム発生
29巻2号(1978年4月発行)
特集 腎機能
29巻1号(1978年2月発行)
特集 膜脂質の再検討
28巻6号(1977年12月発行)
特集 青斑核
28巻5号(1977年10月発行)
特集 小胞体
28巻4号(1977年8月発行)
特集 微小管の構造と機能
28巻3号(1977年6月発行)
特集 神経回路網と脳機能
28巻2号(1977年4月発行)
特集 生体の修復
28巻1号(1977年2月発行)
特集 生体の科学の現状と動向
27巻6号(1976年12月発行)
特集 松果体
27巻5号(1976年10月発行)
特集 遺伝マウス・ラット
27巻4号(1976年8月発行)
特集 形質発現における制御
27巻3号(1976年6月発行)
特集 生体と化学的環境
27巻2号(1976年4月発行)
特集 分泌腺
27巻1号(1976年2月発行)
特集 光受容
26巻6号(1975年12月発行)
特集 自律神経と平滑筋の再検討
26巻5号(1975年10月発行)
特集 脳のプログラミング
26巻4号(1975年8月発行)
特集 受精機構をめぐつて
26巻3号(1975年6月発行)
特集 細胞表面と免疫
26巻2号(1975年4月発行)
特集 感覚有毛細胞
26巻1号(1975年2月発行)
特集 体内のセンサー
25巻5号(1974年12月発行)
特集 生体膜—その基本的課題
25巻4号(1974年8月発行)
特集 伝達物質と受容物質
25巻3号(1974年6月発行)
特集 脳の高次機能へのアプローチ
25巻2号(1974年4月発行)
特集 筋細胞の分化
25巻1号(1974年2月発行)
特集 生体の科学 展望と夢
24巻6号(1973年12月発行)
24巻5号(1973年10月発行)
24巻4号(1973年8月発行)
24巻3号(1973年6月発行)
24巻2号(1973年4月発行)
24巻1号(1973年2月発行)
23巻6号(1972年12月発行)
23巻5号(1972年10月発行)
23巻4号(1972年8月発行)
23巻3号(1972年6月発行)
23巻2号(1972年4月発行)
23巻1号(1972年2月発行)
22巻6号(1971年12月発行)
22巻5号(1971年10月発行)
22巻4号(1971年8月発行)
22巻3号(1971年6月発行)
22巻2号(1971年4月発行)
22巻1号(1971年2月発行)
21巻7号(1970年12月発行)
21巻6号(1970年10月発行)
21巻4号(1970年8月発行)
特集 代謝と機能
21巻5号(1970年8月発行)
21巻3号(1970年6月発行)
21巻2号(1970年4月発行)
21巻1号(1970年2月発行)
20巻6号(1969年12月発行)
20巻5号(1969年10月発行)
20巻4号(1969年8月発行)
20巻3号(1969年6月発行)
20巻2号(1969年4月発行)
20巻1号(1969年2月発行)
19巻6号(1968年12月発行)
19巻5号(1968年10月発行)
19巻4号(1968年8月発行)
19巻3号(1968年6月発行)
19巻2号(1968年4月発行)
19巻1号(1968年2月発行)
18巻6号(1967年12月発行)
18巻5号(1967年10月発行)
18巻4号(1967年8月発行)
18巻3号(1967年6月発行)
18巻2号(1967年4月発行)
18巻1号(1967年2月発行)
17巻6号(1966年12月発行)
17巻5号(1966年10月発行)
17巻4号(1966年8月発行)
17巻3号(1966年6月発行)
17巻2号(1966年4月発行)
17巻1号(1966年2月発行)
16巻6号(1965年12月発行)
16巻5号(1965年10月発行)
16巻4号(1965年8月発行)
16巻3号(1965年6月発行)
16巻2号(1965年4月発行)
16巻1号(1965年2月発行)
15巻6号(1964年12月発行)
特集 生体膜その3
15巻5号(1964年10月発行)
特集 生体膜その2
15巻4号(1964年8月発行)
特集 生体膜その1
15巻3号(1964年6月発行)
特集 第13回日本生理科学連合シンポジウム
15巻2号(1964年4月発行)
15巻1号(1964年2月発行)
14巻6号(1963年12月発行)
特集 興奮收縮伝関
14巻5号(1963年10月発行)
14巻4号(1963年8月発行)
14巻3号(1963年6月発行)
14巻1号(1963年2月発行)
特集 第9回中枢神経系の生理学シンポジウム
14巻2号(1963年2月発行)
13巻6号(1962年12月発行)
13巻5号(1962年10月発行)
特集 生物々理—生理学生物々理若手グループ第1回ミーティングから
13巻4号(1962年8月発行)
13巻3号(1962年6月発行)
13巻2号(1962年4月発行)
Symposium on Permeability of Biological Membranes
13巻1号(1962年2月発行)
12巻6号(1961年12月発行)
12巻5号(1961年10月発行)
12巻4号(1961年8月発行)
12巻3号(1961年6月発行)
12巻2号(1961年4月発行)
12巻1号(1961年2月発行)
11巻6号(1960年12月発行)
Symposium On Active Transport
11巻5号(1960年10月発行)
11巻4号(1960年8月発行)
11巻3号(1960年6月発行)
11巻2号(1960年4月発行)
11巻1号(1960年2月発行)
10巻6号(1959年12月発行)
10巻5号(1959年10月発行)
10巻4号(1959年8月発行)
10巻3号(1959年6月発行)
10巻2号(1959年4月発行)
10巻1号(1959年2月発行)
8巻6号(1957年12月発行)
8巻5号(1957年10月発行)
特集 酵素と生物
8巻4号(1957年8月発行)
8巻3号(1957年6月発行)
8巻2号(1957年4月発行)
8巻1号(1957年2月発行)