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文献詳細

雑誌文献

生体の科学69巻3号

2018年06月発行

文献概要

特集 生体膜のバイオロジー Ⅱ.構造

BARドメインタンパク質と細胞骨格による細胞膜の構造構築

著者: 西村珠子1 末次志郎1

所属機関: 1奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科分子医学細胞生物学研究室

ページ範囲:P.203 - P.207

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 Bin-Amphiphysin-Rvs(BAR)ドメイン含有タンパク質(BARタンパク質)は,ヒトにおいては約70種同定されている。BARドメインは湾曲した立体構造を持つ細胞質性の膜結合ドメインで,多量体を形成して膜の形を制御するユニークな性質を持つ。BARタンパク質はまた,細胞骨格の制御分子と相互作用して,アクチン細胞骨格と協働する。
 本稿では,BARタンパク質と細胞骨格を介した細胞膜の構造構築機構について概説する。

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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