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特集 生体膜のバイオロジー Ⅱ.構造
細胞質および核質での脂肪滴の形成
著者: 大﨑雄樹1
所属機関: 1名古屋大学大学院医学系研究科機能形態学講座分子細胞学
ページ範囲:P.208 - P.212
文献購入ページに移動 脂肪滴(lipid droplet;LD)は細胞質における中性脂質の貯蔵庫としての古典的な役割に加えて,脂質合成,シグナル伝達,バクテリアやウイルス増殖,タンパク質分解,オートファジーなどに関与することが明らかになってきた。肝細胞などにみられる核質脂肪滴は細胞質脂肪滴とは独立した機構で形成され,独自の生理的意義を持つと推測される。
本稿では細胞質および核質での脂肪滴の形成機序と機能に関して,他のオルガネラ膜との相互作用の観点を交えて紹介したい。
本稿では細胞質および核質での脂肪滴の形成機序と機能に関して,他のオルガネラ膜との相互作用の観点を交えて紹介したい。
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