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文献詳細

雑誌文献

生体の科学69巻3号

2018年06月発行

文献概要

仮説と戦略

セルフリー合成生物学

著者: 前多裕介1 坂本遼太1 白木天晴1

所属機関: 1九州大学大学院理学研究院物理学部門

ページ範囲:P.269 - P.274

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 遺伝子とその発現産物を要素とする機械論的な生命科学の進歩によって,あたかも電子回路のように遺伝子を制御するネットワークを人為的に構築し,細胞機能を再構成する合成生物学(synthetic biology)が注目を集めている1)。“There's plenty of room at the bottom”の標語のもと,自然の模倣を最適な戦略としながら細胞の設計原理にせまる新たなアプローチである。
 本稿では,筆者らが得た知見をもとに,セルフリー系(無細胞系)における合成生物学の進展について紹介する。

参考文献

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2)von Neumann J:The general and logical theory of automata. In Jeffress LA ed:Cerebral Mechanisms in Behavior--The Hixon Symposium, pp1-31. John Wiley and Sons, Inc., New York, 1951
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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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