文献詳細
特集 いかに創薬を進めるか
NMRで標的タンパク質の機能から創薬を
著者: 上田卓見12 嶋田一夫1
所属機関: 1東京大学大学院薬学系研究科生命物理化学教室 2JST戦略的創造研究推進事業さきがけ
ページ範囲:P.315 - P.319
文献概要
核磁気共鳴法(nuclear magnetic resonance;NMR)は,溶液中におけるタンパク質の動的構造平衡を解析できる唯一の手法である。多様なNMR試料調製法およびNMR測定法を駆使することにより,タンパク質がどのような構造の間をどのような速度および量比で交換しているか,という動的構造平衡の情報を取得することが可能である。
参考文献
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