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文献詳細

雑誌文献

生体の科学69巻4号

2018年08月発行

文献概要

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あとがき フリーアクセス

著者: 野々村禎昭

所属機関:

ページ範囲:P.380 - P.380

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 歴史的な,と言われる米朝会談が行われ当事者達は大満足で,われわれは本当だろうかと疑いの目でみていますが,本号が出るころには本当かどうかはっきりしていると思います。本当だとしても良いとは言えません。トランプは北朝鮮経済援助は日韓にまかすと言っているので,科学研究費は減りこそすれ増えることはないでしょう。
 今回は「創薬」を取り上げました。日本語で始まったためにその定義が難しいことを「特集によせて」に書きました。結局私は,薬を見つけ,作り,市販までに至る過程を,企業からみると新薬の開発であり,大学,アカデミアの立場からみると「創薬」であると考えると良いのではないか,と思います。同様なことは英語にもあるので,ある物質が薬として街に出るまでのprocessがDevelopment(開発)であり,一方,Discovery and Developmentとして最初に出てくるDevelopmentと区別するために,開発の意味でのDevelopmentにくどくどと注をつけていた文章を米国の製薬会社の宣伝文にみました。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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