icon fsr

文献詳細

雑誌文献

生体の科学69巻5号

2018年10月発行

文献概要

増大特集 タンパク質・核酸の分子修飾 Ⅰ.細胞核での分子修飾 DNA

メチル化

著者: 牛島俊和1 竹島秀幸1

所属機関: 1国立がん研究センター研究所エピゲノム解析分野

ページ範囲:P.384 - P.385

文献購入ページに移動
 DNAメチル化は代表的なエピジェネティック修飾であり,発生・分化を制御する。体細胞分裂時にはDNAメチル化状態は維持される一方,発生過程などでは,新たなDNAメチル化や受動的および能動的な脱メチル化が起こる。遺伝子プロモーター領域CpGアイランドのDNAメチル化は,ヌクレオソームの配置や構造の変化を通じて遺伝子発現を強力に抑制する。DNAメチル化異常はがんの原因となり,その他の疾患との関連も示されている。

参考文献

. 139:137-147, 2017
. 14:204-220, 2013
. 517:321-326, 2015
. 48:417-426, 2016
. 17:630-641, 2016
. 8:10, 2016

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?