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文献詳細

雑誌文献

生体の科学69巻5号

2018年10月発行

文献概要

増大特集 タンパク質・核酸の分子修飾 Ⅰ.細胞核での分子修飾 DNA

脱アミノ化

著者: 若江亨祥1 村松正道1

所属機関: 1国立感染症研究所ウイルス第二部

ページ範囲:P.388 - P.389

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 APOBECファミリーは,デアミナーゼ活性によりDNAのシトシンをウラシルに変換する酵素群である。AIDは遺伝情報を改変することでリンパ球の多様性を生み出す一方,APOBEC3はウイルスの遺伝情報を破壊し,抗ウイルス分子として機能する。一方で,AIDやAPOBECの病的な発現は発がんにつながるという面もあり,本稿ではAID/APOBECによるDNA変異活性により制御される多様な生命現象について概説する。

参考文献

. 41:578-594, 2016
. 14:31, 2017
. 16:164-176, 2016
. 149:979-993, 2012
. 2018 Jun 1. doi:10.1111/cas.13658. [Epub ahead of print]

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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