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文献詳細

雑誌文献

生体の科学69巻5号

2018年10月発行

文献概要

増大特集 タンパク質・核酸の分子修飾 Ⅰ.細胞核での分子修飾 RNA

チオ化

著者: 鴫直樹1

所属機関: 1産業技術総合研究所創薬基盤研究部門

ページ範囲:P.396 - P.397

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 RNA塩基のチオ化修飾は,tRNAのアンチコドン周辺を中心に全生物にみられる。チオ化修飾は,①正確なコドン認識や,②tRNAの立体構造の安定化などに寄与し,正確で効率的なタンパク質合成を支えるという重要な役割を果たしている。その存在は1960年代から知られていたが,近年では複雑な生合成酵素群の同定,ゲノムワイドな機能解析などにより急速にその生体内での機能の理解が深まっている。

参考文献

. 114:4954-4959, 2017
. 9:333-338, 2013
. 5:67, 2014
. 161:1606-1618, 2015
. 121:3598-3608, 2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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