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文献詳細

雑誌文献

生体の科学69巻5号

2018年10月発行

文献概要

増大特集 タンパク質・核酸の分子修飾 Ⅰ.細胞核での分子修飾 ヒストン/核内タンパク質

O-グリコシル化

著者: 廣澤瑞子1 早川晃司1 田中智1 塩田邦郎2

所属機関: 1東京大学大学院農学生命科学研究科細胞生化学研究室 2早稲田大学生命理工学術院

ページ範囲:P.416 - P.417

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 ヒストンのO-グリコシル化(O-GlcNAc修飾)は“代謝とエピゲノム”を結ぶ新たな経路として注目される。細胞内に取り込まれたグルコースの数%がヘキソサミン合成経路によりUDP-GlcNAc(GlcNAc供与体)となり,ヒストンのセリン(Ser)あるいはスレオニン(Thr)残基にβ-N-アセチルグルコサミンが付加される。これまでに16種類のヒストンのO-GlcNAc修飾が報告されており,転写制御以外にもゲノム修復など様々な機能にかかわっている。

参考文献

. 20:208-213, 2014
. 13:312-321, 2012
. 480:557-560, 2011
. 6:31785, 2016
. 10:51, 2017

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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