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文献詳細

雑誌文献

生体の科学69巻5号

2018年10月発行

文献概要

増大特集 タンパク質・核酸の分子修飾 Ⅱ.細胞質/オルガネラでの分子修飾 タンパク質合成

ホルミル化

著者: 富田(竹内)野乃1

所属機関: 1東京大学大学院新領域創成科学研究科

ページ範囲:P.420 - P.421

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 バクテリアと真核細胞のオルガネラにおけるタンパク質合成は,ホルミルメチオニンで開始される。開始メチオニルtRNAがホルミル化を受けてN-ホルミルメチオニルtRNAになると,翻訳開始因子2によって翻訳開始反応に効率的に利用されるようになる。ホルミルメチオニンはバクテリアのタンパク質のみに含まれるため,哺乳類の自然免疫系でも利用されている。ホルミルペプチドは,免疫系細胞の様々な生体防御反応を引き起こす。

参考文献

. 176:547-552, 1994
. 78:543-554, 1996
. 13:95-104, 2015
. 14:428-434, 2011
. 464:104-107, 2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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