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増大特集 タンパク質・核酸の分子修飾 Ⅱ.細胞質/オルガネラでの分子修飾 細胞内シグナル
リン酸化(ヒスチジン)
著者: 饗場浩文1
所属機関: 1名古屋大学大学院創薬科学研究科分子微生物学分野
ページ範囲:P.432 - P.433
文献購入ページに移動 ヒスチジンのリン酸化は細胞内情報伝達にかかわる2成分制御系(His-Aspリン酸リレー系とも呼ばれる)に関与する。反応をつかさどるヒスチジンキナーゼは,各種シグナルのセンサーとして機能し,刺激に応答して自身のヒスチジンをリン酸化する。その後リン酸基が,ヒスチジンから各種細胞応答にかかわるレスポンスレギュレーターのアスパラギン酸へと転移されることによって情報が伝えられる1)。
参考文献
1)Inouye M:Histidine kinases. In Inouye M, Dutta R(eds):Histidine Kinases in Signal Transduction, pp1-10. Academic Press, London, 2003
. 428:3752-3775, 2016
. 46:281-291, 2002
. 145:pii:dev149344, 2018
. 10:213-224, 2015
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