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文献詳細

雑誌文献

生体の科学69巻5号

2018年10月発行

文献概要

増大特集 タンパク質・核酸の分子修飾 Ⅱ.細胞質/オルガネラでの分子修飾 細胞内シグナル

リン酸化(ヒスチジン)

著者: 饗場浩文1

所属機関: 1名古屋大学大学院創薬科学研究科分子微生物学分野

ページ範囲:P.432 - P.433

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 ヒスチジンのリン酸化は細胞内情報伝達にかかわる2成分制御系(His-Aspリン酸リレー系とも呼ばれる)に関与する。反応をつかさどるヒスチジンキナーゼは,各種シグナルのセンサーとして機能し,刺激に応答して自身のヒスチジンをリン酸化する。その後リン酸基が,ヒスチジンから各種細胞応答にかかわるレスポンスレギュレーターのアスパラギン酸へと転移されることによって情報が伝えられる1)

参考文献

1)Inouye M:Histidine kinases. In Inouye M, Dutta R(eds):Histidine Kinases in Signal Transduction, pp1-10. Academic Press, London, 2003
. 428:3752-3775, 2016
. 46:281-291, 2002
. 145:pii:dev149344, 2018
. 10:213-224, 2015

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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