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文献詳細

雑誌文献

生体の科学69巻5号

2018年10月発行

文献概要

増大特集 タンパク質・核酸の分子修飾 Ⅱ.細胞質/オルガネラでの分子修飾 細胞内シグナル

脱リン酸化(チロシン)

著者: 畠山昌則1

所属機関: 1東京大学大学院医学系研究科微生物学

ページ範囲:P.436 - P.437

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 チロシン残基の可逆的リン酸化は,増殖,接着,運動,分化といった基本的な細胞機能の制御に深くかかわるシグナル伝達を担う重要な生化学的修飾である。タンパク質のチロシンリン酸化レベルは,細胞内におけるタンパク質チロシンリン酸化酵素(チロシンキナーゼ;PTK)とタンパク質チロシン脱リン酸化酵素(チロシンホスファターゼ;PTP)の相対的な力関係により決定され,チロシン脱リン酸化酵素の質的・量的異常は悪性腫瘍に加え,発生異常,代謝異常,免疫病など多彩な疾患発症に深くかかわる。

参考文献

. 283:1404-1429, 2016
. 21:7117-7136, 2001
. 7:833-846, 2006
. 37:66-72, 2015
. 428:283-292, 2017

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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