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文献詳細

雑誌文献

生体の科学69巻5号

2018年10月発行

文献概要

増大特集 タンパク質・核酸の分子修飾 Ⅱ.細胞質/オルガネラでの分子修飾 酸化還元状態

SH(ポリスルフィド)酸化

著者: 西村明1 井田智章1 赤池孝章1

所属機関: 1東北大学大学院医学系研究科環境医学分野

ページ範囲:P.448 - P.449

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 タンパク質システインのチオール(-SH)基は活性酸素種によって,スルフェン酸(-SOH)をはじめとする様々な酸化修飾を受けることが知られている。一方,システイン残基の多くが一般的なチオール基でなく,過剰にイオウ原子が結合したポリスルフィド基(-SSnH)であることが明らかになっており,これまで考えられていた以上に,システイン残基の酸化修飾の多様性と重要性が増している。本稿では,ポリスルフィド基の概念を加えた新たなシステイン残基の酸化修飾について概説する。

参考文献

. 616:40-46, 2017
. 8:1177, 2017
. 2:e1500968, 2016
. 14:379-385, 2018
. 2018 June 17. doi:10.1111/bph.14394
. 114:2355-2360, 2017

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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