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文献詳細

雑誌文献

生体の科学69巻5号

2018年10月発行

文献概要

増大特集 タンパク質・核酸の分子修飾 Ⅱ.細胞質/オルガネラでの分子修飾 酸化還元状態

ニトロ化・S-グアニル化

著者: 津々木博康1 澤智裕1 居原秀2

所属機関: 1熊本大学大学院生命科学研究部微生物学分野 2大阪府立大学大学院理学系研究科生物科学専攻

ページ範囲:P.450 - P.451

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 タンパク質のニトロ化は,活性酸化窒素種であるペルオキシナイトライト(ONOO)によるチロシンのニトロ化修飾が知られている。S-グアニル化は,ONOOによりニトロ化された8-ニトロ-GTPが環状化した8-ニトロ-cGMPが,タンパク質システイン残基に求核置換されるcGMP付加反応である。いずれも標的タンパク質の機能調節に関与しており,酸化ストレス,レドックスシグナリングにかかわるタンパク質翻訳後修飾である。

参考文献

. 28:646-654, 2003
. 275:32467-32474, 2000
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. 8:714-724, 2012
. 17:2653-2657, 1997

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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