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文献詳細

雑誌文献

生体の科学69巻5号

2018年10月発行

増大特集 タンパク質・核酸の分子修飾

Ⅱ.細胞質/オルガネラでの分子修飾 タンパク質機能・品質管理

ユビキチンリン酸化

著者: 松田憲之1

所属機関: 1東京都医学総合研究所ユビキチンプロジェクト

ページ範囲:P.456 - P.457

文献概要

 PINK1PARKINは共に遺伝性劣性(潜性)パーキンソン病の原因遺伝子である。ミトコンドリアの膜電位が低下すると,PINK1(キナーゼ)がユビキチンをリン酸化し,そのリン酸化ユビキチンがParkin(ユビキチン連結酵素)を異常ミトコンドリアにリクルートすると共に活性化することで,損傷ミトコンドリアをユビキチン化して分解に導く。つまり,PINK1とParkinはリン酸化ユビキチンを介してミトコンドリア品質管理を行っており,その破綻によって遺伝性パーキンソン病が発症する。

参考文献

. 16:2, 2018
. 17:300-316, 2016
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. 56:360-375, 2014
. 209:111-128, 2015
. 290:25199-25211, 2015
. 524:370-374, 2015
. In press, 2018

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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