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文献詳細

雑誌文献

生体の科学69巻5号

2018年10月発行

増大特集 タンパク質・核酸の分子修飾

Ⅱ.細胞質/オルガネラでの分子修飾 タンパク質機能・品質管理

アデニリル化

著者: 澤嘉弘1

所属機関: 1島根大学生物資源科学部生命工学科

ページ範囲:P.472 - P.473

文献概要

 タンパク質のアデニリル化は,1967年にStadtmanらが,大腸菌で窒素条件の変化に応答してグルタミン合成酵素(GS)にAMPを転移し,修飾GSの触媒活性が低下することを観察したのが最初1)であるが,40年後の2009年,2010年にFIC(filamentation induced by cyclic AMP)ドメインによる2種類の低分子量GTPase(RhoおよびRabタンパク質)のAMP化の発見により,この翻訳後修飾が広範囲に及ぶ可能性が急速に高まってきた2,3)

参考文献

. 276:44357-44364, 2001
. 323:269-272, 2009
. 329:946-949, 2010
. 24:23-29, 2017
. 118:1199-1215, 2018

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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