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文献詳細

雑誌文献

生体の科学69巻5号

2018年10月発行

文献概要

増大特集 タンパク質・核酸の分子修飾 Ⅱ.細胞質/オルガネラでの分子修飾 微小管

アセチル化,脱アセチル化

著者: 永井友朗1 水野健作2

所属機関: 1東北大学大学院生命科学研究科分子細胞生物分野 2東北大学教養教育院

ページ範囲:P.484 - P.485

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 微小管のアセチル化は微小管の内腔面に位置するα-チューブリンのLys-40に生じる。アセチル化酵素としてATAT1,脱アセチル化酵素としてHDAC6とSIRT2が同定されている。アセチル化は細胞内の安定で長命な微小管にみられる。最近の研究では,アセチル化はプロトフィラメント間の結合を弱めて微小管の柔軟性を高め,機械的ストレスによる屈曲に対して微小管を保護する役割を持つことが示されている。

参考文献

. 27:R1287-R1292, 2017
. 72:4237-4255, 2015
. 356:328-332, 2017
. 19:391-398, 2017
. 173:1323-1327, 2018

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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