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文献詳細

雑誌文献

生体の科学69巻5号

2018年10月発行

文献概要

増大特集 タンパク質・核酸の分子修飾 Ⅲ.細胞膜での分子修飾 膜局在

ミリストイル化

著者: 内海俊彦1

所属機関: 1山口大学大学院創成科学研究科ライフサイエンス系専攻

ページ範囲:P.488 - P.489

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 ミリストイル化(N-ミリストイル化)は,真核生物およびウイルス由来のタンパク質のN末端グリシン残基のα-アミノ基に,炭素数14の飽和脂肪酸であるミリスチン酸がアミド結合により共有結合するタンパク質の脂質修飾である。主として細胞質タンパク質に生じ,細胞膜やオルガネラ膜との結合を介して,細胞情報伝達,タンパク質輸送,オルガネラ形成といった多様な細胞の機能を制御すると共に,アポトーシスやオートファジーの機構にも深く関与している。

参考文献

. 118:919-988, 2018
. 42:566-581, 2017
.54:484-492, 2016
. 30:77-86, 2016

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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