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増大特集 タンパク質・核酸の分子修飾 Ⅲ.細胞膜での分子修飾 膜局在
イソプレニル化
著者: 岡田正弘1
所属機関: 1神奈川大学工学部物質生命化学科
ページ範囲:P.492 - P.493
文献購入ページに移動 タンパク質のイソプレニル化とは,一般にシステイン残基へのファルネシル基またはゲラニルゲラニル基の付加であり,脂溶性のイソプレニル基が付加することで細胞膜に局在できるようになる。真核生物に普遍的に存在するタンパク質の機能発現に必須な翻訳後修飾であり,また,Rasタンパク質の異常イソプレニル化は様々ながんに高頻度にみられるため,抗がん剤の標的としても注目されている。
参考文献
. 10:51-62, 2015
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