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文献詳細

雑誌文献

生体の科学69巻5号

2018年10月発行

文献概要

増大特集 タンパク質・核酸の分子修飾 Ⅲ.細胞膜での分子修飾 膜タンパク質

N-結合型グリコシル化

著者: 真木勇太1 岡本亮1 梶原康宏1

所属機関: 1大阪大学大学院理学研究科化学専攻

ページ範囲:P.496 - P.497

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 リボソームによって翻訳されたタンパク質の多くは翻訳後,翻訳時修飾によって糖鎖付加を受ける1)。アスパラギンに結合した糖鎖は,アスパラギン(N-)結合型糖鎖と呼ばれ,ペプチド鎖が生合成される際に付加される。この糖鎖は,高マンノース型,混合型,複合型の3つに分類され,小胞体内での糖タンパク質の品質管理や細胞膜上・血中での糖タンパク質の機能発現に関与している。本稿ではN-結合型糖鎖の特徴や影響について述べる。

参考文献

. 1473:4-8, 1999
2)Varki A, Cummings RD, Esko JD et al(eds):Essentials of Glycobiology. Cold Spring Harbor Laboratory Press:Cold Spring Harbor, NY, 2009
. 291:2364-2369, 2001
. 2:e1500678, 2016
. 18:750-760, 2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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