生体の科学69巻5号

2018年10月発行

増大特集 タンパク質・核酸の分子修飾 Ⅲ．細胞膜での分子修飾 膜タンパク質

C-マンノシル化

著者： 井原義人¹

所属機関： ¹和歌山県立医科大学医学部生化学講座

ページ範囲：P.500 - P.501

　C-マンノシル（C-Man）化は分泌膜タンパク質中のトリプトファン（Trp）に対する単糖付加修飾であり，近年C-マンノース転移酵素遺伝子が同定された。C-Man化はタンパク質の生合成や折りたたみ，タンパク質機能発現において重要な役割を持つことが示唆されている。一方，血液や尿中には遊離のC-Man-Trpが検出され，その臨床的意義も注目されている。

参考文献

. 50：295-302, 2013

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5）Ihara Y, Inai Y, Ikezaki M et al：C-Mannosylation：a modification on tryptophan in cellular proteins. In Taniguchi N, Endo T, Hart GW et al（Eds）：Glycoscience：Biology and Medicine. Vol.2, pp1091-1099. Springer-Verlag GmbH, Heidelberg, Germany, 2015

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