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文献詳細

雑誌文献

生体の科学69巻5号

2018年10月発行

文献概要

増大特集 タンパク質・核酸の分子修飾 Ⅳ.細胞外での分子修飾 細胞外基質/その他

シトルリン化

著者: 佐藤衛1

所属機関: 1横浜市立大学大学院生命医科学研究科構造生物学研究室

ページ範囲:P.520 - P.521

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 シトルリン化はタンパク質のアルギニン残基が脱イミノ化されてシトルリン残基に変換される分子修飾である。シトルリン化は皮膚や神経系などにおいて重要な生理的な役割を担っている一方で,ターゲット分子との相互作用が変化して疾患の原因ともなる。また,シトルリンは生合成の過程でタンパク質中に取り込まれないため,分子表面のシトルリン残基は異物として認識され,自己抗体が産生されて関節リウマチなどの自己免疫疾患の原因にもなる。

参考文献

. 11:777-783, 2004
. 171:538-541, 2003
. 34:395-402, 2003
. 56:3541-3553, 2007
. 107:9813-9818, 2010
. 5:13936, 2015

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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