文献詳細
綜説
文献概要
リボフラビンが成長に必要な"黄色のビタミン"として見出され,旧黄色酵素の補酵素として分離された黄色色素はその燐酸エステルであることがわかり,その"黄色"であることが,つとに注目された。
この"黄色"はリボフラビンの構造の主要部分をなすイソアロキサヂン核における共軛二重結合による分子内共鳴現象にもとずくものであるが,リボフラビンがこの部分で水素を受容し共範二重結合を失えば無色となり,酸化されれば再び黄色を呈する。
この"黄色"はリボフラビンの構造の主要部分をなすイソアロキサヂン核における共軛二重結合による分子内共鳴現象にもとずくものであるが,リボフラビンがこの部分で水素を受容し共範二重結合を失えば無色となり,酸化されれば再び黄色を呈する。
掲載誌情報