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文献詳細

雑誌文献

生体の科学7巻3号

1955年12月発行

綜説

リボフラビンの生合成

著者: 八木國夫1 松岡芳隆2

所属機関: 1名古屋大学医学部生化学教室 2エーザイ株式会社研究部

ページ範囲:P.110 - P.120

文献概要

 リボフラビンが成長に必要な"黄色のビタミン"として見出され,旧黄色酵素の補酵素として分離された黄色色素はその燐酸エステルであることがわかり,その"黄色"であることが,つとに注目された。
 この"黄色"はリボフラビンの構造の主要部分をなすイソアロキサヂン核における共軛二重結合による分子内共鳴現象にもとずくものであるが,リボフラビンがこの部分で水素を受容し共範二重結合を失えば無色となり,酸化されれば再び黄色を呈する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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