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文献詳細

雑誌文献

生体の科学7巻4号

1956年02月発行

研究室から

新潟だより—新潟大学医学部薬理学教室

著者: 松田勝一

ページ範囲:P.223 - P.224

文献概要

 新潟は東京から急行にのつて6時間の距離である。清水トンネルは丁度その半分のところにある。富山県へ越えるにも7時間ほどかかる。兎に角大きな県で,それが可なり長く日本海に臨んでいる特殊性がある。新潟大学の敷地は海に近い砂丘であるから,冬になつて海が荒れて来ると遠く浪音が聞えて来る。
 新潟医大藥理学教室の最初の担任者は,真崎健夫氏(現北大)である。氏は化学実験に興味をもち当時多数の化学器械を購入したので,これは今でも大いに役立つている。木原玉汝氏がそのあとをついだが終戦の翌年不幸病に斃れ,昭和22年医学部となつて私がこの地に赴任した。赴任当初の助教授福原武氏は岡山で生理学を担任している。同じく教室にいた横山正松氏は福島大の生理,角田幸吉氏は弘前大の藥理の現教授としてそれぞれ活躍している。信大藥理助教授大鳥居健君も本教室出身である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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