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文献詳細

雑誌文献

生体の科学7巻5号

1956年04月発行

綜説

"SHの進歩"その後

著者: 平出順吉郞1

所属機関: 1新潟大学医学部生化学教室

ページ範囲:P.226 - P.234

文献概要

 まえがき
 綜合医学新書に"SHの進歩"を執筆したのはもう2年近く以前のことである。
 本書の前編には"蛋白結合—,さらに溶在性—SH基の役割"の基礎的解説から多数にわたる重要な"SH酵素"の示唆的な説明を経て3種の"SH反応剤"の概説と各論に入り,ついで中編では広汎にわたる"SH基の新らしく認識された役割"としてコエンチームA(CoA-SH),放射線,発ガン,細胞分裂,アクトミオシン形成,血液凝固,血清熱凝固,フエリチン,ヘモグロビン代謝,白内障,視紅再生,メラニン形成阻止等の説明に移り,おわりに後編(データ編)に入り最近2年間の我々の研究業績としてSH説の酵素化学的検討,SH基からみた蛋白の賦活構造(実験中),ジフテリヤ毒素のSS学説,放射線障害とSH基の役割(実験中)等について述べた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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