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文献詳細

雑誌文献

生体の科学7巻5号

1956年04月発行

文献概要

報告

カエルの飼育

著者: 小林龍男1 秋山龍男1

所属機関: 1千葉大学医学部藥理学教室

ページ範囲:P.252 - P.255

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 藥理学者にとつてはカエルは未だに大切な実験動物の1つなのであるが,カエルの飼育についての記録が比較的少いからという小山良修教授の御話もあつたので私たちの教室で行つているまゝを記してみたが,それはコンクリートに囲まれた大都会では想像もできない像ど全く文字どおり野趣に富んだものである。つまり私たちは春から秋にかけては野外から捕獲してきたカエルを先ず下に記したような場所に收容したのち,この中から必要な場合に適当な数を選んで実験の用に供し(もちろん学生実習のように一時に大量を必要とし,また使用数の想定ができる場合には用に臨んで野外に採りにゆく),また冬季は教室の建物の傍に堀つた深い穴に收容して冬眠に入らせ,適時堀り出して恒温飼育箱に入れてから実験に供している。
 では次にもう少し具体的に記してみよう。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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