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綜説
筋細胞膜
著者: 玉重三男1
所属機関: 1北海道大学理学部動物学教室
ページ範囲:P.274 - P.281
文献購入ページに移動生きた原形質はその外界の生きていない物とは非常に違つて居り,この違いはこれらの間に境界があるからこそ存続している。即ち細胞膜と呼ぶ袋に包まれているからこそである。この膜が細胞の生きている事に必要である事を誰でも知つているが,しかしその他の事は余り知られてはいない。例えば,その膜は一体何で出来ているのか,構造はいかになつているのか,またどれ位の厚みを持つているのか,と言うような簡単な疑問さえなおも抱かれ続けている。
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