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綜説
Phosphagenについて
著者: 服部信1
所属機関: 1東京大学医学部沖中内科
ページ範囲:P.290 - P.295
文献購入ページに移動一方燐酸代謝,筋Kreatin研究より,1927年,Eggleton夫妻1)及びFiske and SubbaRow2)等は,殆んど時を同じくして,従来無機劃分中に入れられていた内に,実は,,酸性で極めて不安定な為に,一見無機燐の如く見えるもののある事を見出し,之をPhosphagenと命名した。之が即ち,Kreatin燐酸である。EggletonはBa鹽として粉末状に得たがFiske and SubbaRowは猫の筋肉より,之をCa-塩として結晶状に取出した。従来Gustav Embden等に依り,無機燐として報告された値の半分以上は,実にKreatin-燐酸だつたのである。
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