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文献詳細

雑誌文献

生体の科学7巻6号

1956年06月発行

文献概要

報告

微小電極法に関する技術的事項2,3

著者: 古河太郞1 後藤徹2

所属機関: 1大阪市立医大生理学数室 2Department of Physiology(1st Division),Kyoto University Medical School

ページ範囲:P.302 - P.309

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 まえがき
 筆者の一人が本誌に『細胞内記録に使用する増幅器に就て』7)と題する小文を書いてから,既に3年半になる。その間,勝木教授及び須田教授等の御盡力もあつて現在では微小電極法は相当な普及を見るに至っている。この度前文の続報を書く様編集部から依頼を受けたのであるが,前号に伊藤正男氏の直接結合増幅器に関する詳細な論文8)が掲載された直後であるので,内容の重複をさける様注意しながらここでは微小電極法の技術的事項の2,3について述べて責をふさぎたいと思う。ただお断りしておきたいのは筆者はここで綜説を試みるつもりは毛頭なく内容を土として筆者等の日常の実験室に於ける経験或は工夫に限つたことである。この小文がこれから実験を始められる方に何等かの参考となれば幸である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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