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論述
脊髄反射から観た薬物の中枢作用
著者: 高木博司1
所属機関: 1京都大学医学部薬理学教室
ページ範囲:P.430 - P.438
文献購入ページに移動 Sherrington1)が屈曲反射を指標として中枢神経系の機能を解明しようと試みて以来,脊髄反射は中枢神経研究の手掛りとして多くの研究者に採り上げられて来たが,近年電気生理学的方法の導入に伴って脊髄について重要な基礎的知見が続々蓄積されつゝある。従つて脊髄内反射路の解剖学的並びに生理学性状を根拠にして薬物作用を分析することはその中枢作用を知る上に有用な手段の一つであるといえよう。
脊髄反射には種々あるが以下主として骨格筋に現われる体性反射及び内臓器官に現われる内臓反射に対する薬物の作用について述べることにする。
脊髄反射には種々あるが以下主として骨格筋に現われる体性反射及び内臓器官に現われる内臓反射に対する薬物の作用について述べることにする。
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