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文献詳細

雑誌文献

生体の科学7巻9号

1956年12月発行

——

第4回筋収縮の化学班研究協議会報告

著者: 殿村雄治1 藤野和宏2 林浩平3 山添三郞4 関根隆光5 八木康一6 名取礼二7 永井寅男8 菅原努9 上住南八男10 丸山工作11 岡本彰祐12 北川正太郞13 酒井敏夫14 大沢文夫15

所属機関: 1北大触媒 2札医大生理 3群大医化 4群大医化 5順天大生化 6北大理生化 7慈大生理 8札医大生理 9遣伝研 10三重大生化 11東大動物 12慶大生理 13北大生化 14慈大生理 15名大物理

ページ範囲:P.456 - P.460

文献概要

 筋化学班の研究協議会は,この夏,我が国における筋化学研究発祥の地である札幌で行われることとなつた。7月29日(於北大),30日(於札幌医大)の両日,北大及び札幌医大の若い研究者も総員参加して,50名に及ぶ研究者が同一のテーマを巡つて議論を沸騰させ,2日の会期も短きに過ぎる感があつた。
 殿村
 殿村,渡辺は先にAM-ATP系のkinetic studyから,energy供給と状態変化とがcoupleしていると結論した。即ち,ATPaseと状態変化とのそれぞれのATP結合点が同じであり,反応はcyclicな過程を経ること,酵素化学的にmyosinがATPase反応の結果活性状態になることを推論して反応機構式を提出した。しかし幾つかの点で実証があつたわけではなく,そう仮定した方が説明しやすいというにすぎなかつた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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