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文献詳細

雑誌文献

生体の科学70巻1号

2019年02月発行

特集 脳神経回路のダイナミクスから探る脳の発達・疾患・老化

不要シナプスのコンパートメント化と認識・除去

著者: 圓岡真宏1 鈴木淳1

所属機関: 1京都大学高等研究院物質-細胞統合システム拠点

ページ範囲:P.10 - P.13

文献概要

 脳神経回路のシナプス結合は胎児期に過剰に形成されるが,その大部分は発生期で必要な一部を残して切断・除去される。このとき,神経細胞の約半分がアポトーシスにより除去されるが,シナプスや樹状突起など生きた細胞の一部(コンパートメント)が貪食されることで神経回路が切断されることが知られている。本稿では生きた神経細胞の一部がいかにして貪食されるのか,そのメカニズムについて最近の知見を踏まえて議論したい。

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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