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特集 脳神経回路のダイナミクスから探る脳の発達・疾患・老化
文献概要
脳神経回路のシナプス結合は胎児期に過剰に形成されるが,その大部分は発生期で必要な一部を残して切断・除去される。このとき,神経細胞の約半分がアポトーシスにより除去されるが,シナプスや樹状突起など生きた細胞の一部(コンパートメント)が貪食されることで神経回路が切断されることが知られている。本稿では生きた神経細胞の一部がいかにして貪食されるのか,そのメカニズムについて最近の知見を踏まえて議論したい。
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掲載誌情報