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特集 免疫系を介したシステム連関:恒常性の維持と破綻 Ⅱ.免疫と神経
交感神経による免疫細胞の動態調節
著者: 鈴木一博1
所属機関: 1大阪大学免疫学フロンティア研究センター
ページ範囲:P.92 - P.96
文献購入ページに移動 神経系が免疫系を調節していることは古くから指摘されてきたが,神経系からの入力がどのようにして免疫系に影響を及ぼすのか,そのメカニズムは長らく不明であった。しかし近年,自律神経系と免疫系の相互作用のメカニズムが急速に明らかになりつつある。とりわけ交感神経が多様な分子機構を介して免疫応答を制御していることが明らかになった。本稿では,交感神経による免疫細胞の動態調節に焦点を当て,その分子機構について解説すると共に,その生理的意義を免疫応答の日内変動の観点から考察する。
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