icon fsr

文献詳細

雑誌文献

生体の科学70巻2号

2019年04月発行

文献概要

特集 免疫系を介したシステム連関:恒常性の維持と破綻 Ⅳ.免疫細胞における代謝調節

Notchシグナルによる細胞内代謝制御

著者: 九十九伸一1 安友康二1

所属機関: 1徳島大学大学院医歯薬学研究部生体防御医学分野

ページ範囲:P.109 - P.113

文献購入ページに移動
 Notchシグナルは,広い生物種間に保存されているシグナル経路で,細胞の分化・増殖・生存などを調節している。その主要な経路は,リガンドとレセプターの結合によってレセプターの細胞内ドメインの切断が生じ,それが核へと移行してDNA結合因子と共に転写を調節するという,比較的単純なものである(図1)。しかし,その生理的機能は細胞の種類によって大きく異なっており,それを誘導するシグナル伝達経路にも多様性がある。本稿では,免疫細胞など幾つかの細胞について,Notchシグナルによる細胞内代謝経路の制御とその生理機能について,その多彩さの一端を紹介したい。

参考文献

. 17:722-735, 2016
. 26:149-161, 2014
. 144:1743-1763, 2017
. 17:961-967, 2011
. 19:1054-1060, 2013
. 18:2766-2779, 2017
. 13:1203-1210, 2007
. 208:1809-1822, 2011
. 110:278-286, 2007
. 31:2771-2779, 2017
. 26:192-197, 2014
. 70:4840-4849, 2010
. 13:642-650, 2012
. 39:2556-2570, 2009
. 195:5337-5346, 2015
. 121:4685-4699, 2011
. 125:1579-1590, 2015
. 28:343-365, 2010
. 6:881-888, 2005
. 26:3441-3450, 2007
. 36:802-814, 2015
. 42:80-94, 2015
. 21:55-61, 2015

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?