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文献詳細

雑誌文献

生体の科学70巻3号

2019年06月発行

文献概要

特集 免疫チェックポイント分子による生体機能制御 Ⅰ.免疫チェックポイント分子について

PD-1/PD-L1による免疫制御

著者: 高塚奈津子1 茶本健司1

所属機関: 1京都大学大学院医学研究科免疫ゲノム医学講座

ページ範囲:P.172 - P.178

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 過剰な免疫反応は,組織障害を伴う炎症性疾患につながる。生体内には炎症反応を抑制する負のフィードバック機構“免疫チェックポイント”が備わっている。代表的な抑制性の免疫チェックポイント分子であるprogrammed death-1(PD-1)を欠損するマウスは,様々な自己免疫様の炎症性疾患を自然発症する。免疫チェックポイントは自己組織を守るための必須メカニズムである。本稿では,PD-1の基本的事項およびその意義について概説する。

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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