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文献詳細

雑誌文献

生体の科学70巻3号

2019年06月発行

文献概要

解説

軸索イメージングによって明らかにされた運動学習中に現れる脳のダイナミクス

著者: 田中康代1 田中康裕1 松崎政紀1

所属機関: 1東京大学大学院医学系研究科機能生物学専攻生理学講座細胞分子生理学教室

ページ範囲:P.238 - P.243

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 運動学習の際,大脳皮質運動野や大脳基底核,小脳など多くの脳領域で様々な神経活動の変化が起こることが知られている。近年,2光子顕微鏡技術の発展により細胞体だけではなく軸索のカルシウムイメージングが可能となり,異なる脳領域からの入力を動物が課題を行っている最中に捉えられるようになった。この分野の発展と合わせて,今回明らかになった運動学習で形成される視床から大脳皮質へのシグナルについて紹介したい。

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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