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文献詳細

雑誌文献

生体の科学70巻4号

2019年08月発行

文献概要

特集 メカノバイオロジー Ⅳ.生体構造の力学モデリングとシミュレーション

細胞と組織をつなぐ新しいクラスの連続体モデル

著者: 杉村薫1 石原秀至2

所属機関: 1京都大学物質-細胞統合システム拠点 2東京大学総合文化研究科

ページ範囲:P.333 - P.338

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 個体発生過程では,個々の細胞が集団として協調的に振る舞い,組織が正しく成長し変形することで,自然界に存在する多様な動植物の形ができあがる。したがって,個体発生における組織の成長と変形を理解するためには,細胞と組織の階層間の関係を理解する必要がある。本稿では,この目的のために筆者らが開発した,細胞の形態や配置を内部自由度に持つ新しいクラスの連続体モデルを取り上げ,その設計思想と発展可能性について解説する。

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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