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文献詳細

雑誌文献

生体の科学70巻5号

2019年10月発行

文献概要

増大特集 現代医学・生物学の先駆者たち Ⅰ.解剖学・発生学・細胞生物学

石川春律(1935-2008)—日本の細胞生物学の父

著者: 月田早智子12 臼倉治郎3

所属機関: 1帝京大学戦略的イノベーション研究センター 2大阪大学生命機能研究科 3名古屋大学未来材料・システム研究所

ページ範囲:P.364 - P.365

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 石川春律先生は,電子顕微鏡を駆使した細胞生物学を推進した。細胞内中間径フィラメント(intermediate-sized filament)を発見し,命名した。HMM修飾による細胞内アクチンフィラメントの検出と方向性の決定法を開発した。細胞骨格・膜研究の積み重ねにより,日本の細胞生物学の父とも呼ばれている。九州大学医学部大学院修了後,ペンシルベニア大学博士研究員,東京大学医学部助教授,群馬大学教授を歴任された。解剖学辞典や図説など,石川先生の多くの著書で学んだ読者も多いのではないだろうか。

参考文献

. 38:538-555, 1968
. 66:63-67, 2009
. 84:513-530, 1980
. 85:567-576, 1980
5)石川春律:日本細胞生物学会会報「細胞生物」巻頭言,Vol.10,2000
. 98:1102-1110, 1984

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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