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増大特集 現代医学・生物学の先駆者たち Ⅰ.解剖学・発生学・細胞生物学
岡田善雄(1928-2008)—細胞融合現象の発見から細胞工学へ
著者: 目加田英輔1
所属機関: 1大阪大学
ページ範囲:P.372 - P.373
文献購入ページに移動 岡田善雄博士は,センダイウイルスによる細胞融合現象を発見し,雑種細胞を用いた細胞遺伝学の確立に大きく貢献した。その成果はモノクローナル抗体による難病治療薬の開発など,現在まで受け継がれている。更に,細胞融合を利用して細胞内に人為的に物質を導入する方法を考案するなど,細胞工学と呼ばれる研究領域を構築した。岡田研究室には博士の人柄と研究業績を慕って多くの研究者が集まり,そこから育った研究者が様々な分野で活躍している。
参考文献
. 7:709-717, 1957
. 26:98-107, 1962
. 26:108-118, 1962
. 26:119-128, 1962
.7月号:120-129,1981
掲載誌情報