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文献詳細

雑誌文献

生体の科学70巻5号

2019年10月発行

文献概要

増大特集 現代医学・生物学の先駆者たち Ⅰ.解剖学・発生学・細胞生物学

笹井芳樹(1962-2014)—発生生物学と再生医学の融合研究

著者: 河崎洋志1

所属機関: 1金沢大学医学系脳神経医学分野

ページ範囲:P.376 - P.377

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 笹井芳樹先生はアフリカツメガエルを用いた初期胚発生の研究で,神経誘導などにおける様々な分子機構を解明された。これらの成果と幹細胞研究を組み合わせ,ES細胞などから神経細胞へのin vitro分化誘導法としてSDIA法,SFEB法やSFEBq法などを確立された。更にドーパミン産生神経細胞や網膜色素上皮などの有用細胞の作製,層構造を持つ大脳皮質や三次元構築を持つ網膜の分化誘導の成功を通じて多くの新規概念を確立され,世界の発生・幹細胞研究や再生医学の発展に大きく貢献された。

参考文献

. 79:779-790, 1994
. 21:77-85, 1998
. 133:878-890, 2008
. 28:31-40, 2000
. 8:288-296, 2005
. 472:51-56, 2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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