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文献詳細

雑誌文献

生体の科学70巻5号

2019年10月発行

文献概要

増大特集 現代医学・生物学の先駆者たち Ⅰ.解剖学・発生学・細胞生物学

下村脩(1928-2018)—下村脩博士とオワンクラゲ

著者: 宮脇敦史12

所属機関: 1理化学研究所脳神経科学研究センター細胞機能探索技術研究チーム 2理化学研究所光量子工学研究センター生命光学技術研究チーム

ページ範囲:P.378 - P.379

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 1945年8月9日の午前11時。下村脩少年(当時16歳)は,長崎市の上空に,米機が何某かの機器をパラシュートで落下させるのを目撃した。その直後にプルトニウム型原子爆弾「ファットマン」が投下される(午前11時2分)。目撃の機器は放射能を測定するためのものであった。やがて黒い雨を浴びながら,下村少年は,日本の未来そして自分の将来をどのように思い描いていたのであろうか。恩讐の彼方に米国で生涯を過ごすことになるとはよもや思わなかったに違いない。

参考文献

.63:42-46, 2008
.79:53-58, 2008
.27:1288-1291, 2008
.26:3042-3044, 2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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