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文献詳細

雑誌文献

生体の科学70巻5号

2019年10月発行

文献概要

増大特集 現代医学・生物学の先駆者たち Ⅰ.解剖学・発生学・細胞生物学

藤田恒夫(1929-2012)—多彩な解剖学者

著者: 牛木辰男12 岩永敏彦3

所属機関: 1新潟大学 2新潟大学教育研究院医歯学系(顕微解剖学分野) 3北海道大学

ページ範囲:P.382 - P.383

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 1959年に東京大学生物系大学院を卒業し,1961年に岡山大学医学部の第二解剖学講座に助教授で迎えられ,この間にドイツ・フンボルト財団の研究員としてキール大学のW. Bargmann教授のもとに留学(1961-1963),その後,1968年に新潟大学第三解剖の教授となり,定年まで教授職を務めた(〜1995年)。パラニューロン,走査電顕の生物応用などの研究と共に,教科書執筆,雑誌編集など,解剖学の枠にとどまらない多彩な活動で知られる。

参考文献

1)Fujita T, Kobayashi S, Kanno T:The Paraneuron, Springer-Verlag, Berlin, 1988
2)藤田恒夫:腸は考える,岩波書店,東京,1991
3)Fujita T, Tanaka K, Tokunaga J:SEM atlas of cells and tissues, Igaku-Shoin, Tokyo, 1981
4)藤田佐千子,藤田恒夫:橄欖の花散りて,共同文化社,札幌,2018
5)藤田恒夫,牛木辰男:カラー版 細胞紳士録,岩波書店,東京,2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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