icon fsr

文献詳細

雑誌文献

生体の科学70巻5号

2019年10月発行

増大特集 現代医学・生物学の先駆者たち

Ⅰ.解剖学・発生学・細胞生物学

増井禎夫(1931-)—細胞周期研究をブレークさせた発生学者

著者: 岸本健雄12

所属機関: 1お茶の水女子大学サイエンス&エデュケーションセンター 2東京工業大学

ページ範囲:P.384 - P.385

文献概要

 増井禎夫博士は京都大学理学部動物学教室出身の発生学者で,現在はカナダ国籍のトロント大学名誉教授である。本稿の主題である卵成熟促進因子(maturation-promoting factor;MPF)と細胞分裂抑制因子(cytostatic factor;CSF)を,1971年にカエル卵で見いだした。この発見は,20年後に真核生物における細胞周期制御研究が歴史的大ブレークする口火を切るものであった。

参考文献

. 11:535, 2009
. 177:129-145, 1971
. 124:417-428, 2015
. 1:228-232, 2000
. 94:180-203, 2018
. 21:506-519, 2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら